透明化&ライトシート 3次元病理スクリーニング
2019年に設立された Quader Diagnostik GmbH は、組織の透明化から、電気泳動チャンバ、3D生検走査システムまで、完全なプロセスチェーンを提供しています。
3次元イメージングによる病理診断の革新
病理学研究における組織や細胞の変化の検出では、非常に高速な組織の透明化が必要です。このプロシージャと、染色された組織とされていない組織を視覚化するための、使いやすく堅牢なライトシート顕微鏡システムを組み合わせることで、効果的な病理プロセスルーティンを構築できます。病理学分析手法に3Dイメージングを取り入れることで、高い成果をもたらし、病理診断の決定的なブレークスルーとことが期待されます。
3次元病理スクリーニングのための各デバイス
この新しい透明化プロシージャでは、化学的な脱脂工程と電場を利用して、さまざまな組織について一貫した高い透明性を実現できます。この手法は、血液含有量の高い検体や、長期間にわたってホルマリン固定、パラフィン包埋された検体などの病理学的組織用に特別に考案されたものです。透明化は非常に高速で、数時間で完了できます。サンプルの処理に、ハイドロゲル支持体の生成といった、時間を要するステップは不要です。独自の特長として、電動アシストの透明化プロセスの進行状況をリアルタイムでモニタでき、さらに、高品質なドキュメンテーション機能と、処理スループットの最適化を提供します。付属の3D組織スキャナは、大量のサンプルを速やかに画像化します。また堅牢なオプティクス固定のライトシート・ジェネレータと、メニスカスのないスルーエア・イメージングのためのカスタム・サンプルキュベットにより、使い易さを実現しています。